【現代中国語描写文法】第二節 中国語文法の特徴 1『現代漢語描写語法』 | 中文系.com

【現代中国語描写文法】第二節 中国語文法の特徴 1

現代中国語描写文法
第二節
中国語文法の特徴 1

中国語は、インド・ヨーロッパ言語(英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語等)と比較して、文法上の特徴がいくつかある。

一 厳密な意味のある語形変化の欠如

ある語が異なる文脈(前後の文章を含む)で使用される場合、機能の違いにより語形の変化を生じる。これが厳密な意味のある語形変化である。例えば、英語の“book”と“books”は同じ語だが、語形が異なる。“go”、“goes”、“going”、“went”、“gone”も同じ語だが、現れる文脈が異なる。中国語ではそれぞれ“书”と“去”のみで表現し、数量、人称、時制(テンス)、時態(アスペクト)の違いで語形が変わることはない

中国語の動詞と形容詞の重ね型については、一定程度の語形変化と見ることができる。

例:
听 → 听听、说 → 说说、休息 → 休息休息、研究 → 研究研究
轻 → 轻轻、浓 → 浓浓、干净 → 干干净净、平淡 → 平平淡淡

 

一般的に、動詞は重ね型によって時間の短さ、動きの少なさ、あるいは「試み」という意味を表す。否定の副詞を前に置くことができず、時態(アスペクト)助詞を後に置くこともできない。形容詞は重ね型によって量の増加や「通常の量」を超えたことを表す。前に否定の副詞や程度の副詞を置くことはできない

ある語から別の語へ変わるという語形変化もある。2つの言葉は、意味的には関連しているが、品詞としての性質が異なる。 例えば、英語の“translate”が“translator”に、“teach”が“teacher”になるように。中国語にも同様のケースがある。

例:
胖 → 胖子、尖 → 尖子(班上的尖子)、盖 → 盖儿、尖 → 尖儿(笔尖儿)
甜 → 甜头、想 → 想头、老 → 老者、读 → 读者

 

中国語では、表記を伴わない品詞の変化がより一般的である。

例:
编辑、代表、教授、记录(名詞 兼 動詞)
标准、典型、和平、经济(名詞 兼 形容詞)
方便、繁荣、端正、保守(動詞 兼 形容詞)

複数の品詞を兼ねるこれらの語は文脈(前後の文章を含む)の中でしか区別できない

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■出典:

書名:現代中国語描写文法(现代汉语描写语法)
主編:張斌
出版社 : 商務印書館
出版日期 : 2010年10月10日
言語:中国語
ページ数:1306ページ

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