中国語ライティング講座(出典:『七十二堂写作課』夏丏尊・葉聖陶)
第三講
文語体と口語体(二)2
第三讲
文言体和语体(二)
二、複雑なものから単純なものまで、一部の字は文語体ではいくつもの意味があるが、口語体では比較的単純である。例えば「修」という字には様々な意味がある。その1つに「高い、長い」という意味があるが、口語体では「修理」や「装飾」という意味でしか使われない。ここでは「高い、長い」という意味はなくなっている。もう1つの例は「戻」という字である。この字には「至る」、「及ぶ」という意味がある。しかし口語体ではその意味では使われない。同じ字でも、その解釈において文語体よりも口語体の方が単純であることがわかる。さらに、代名詞は文語体では複雑だが、口語体では単純である。口語体では「我」だけであるが、文語体では「吾」、「我」、「余」、「予」といった字が使われる。口語体では「你」だけであるが、文語体では「尔」、「汝」、「子」、「若」、「而」、「乃」と数多い。文語体には「是」、「此」、「斯」、「茲」といった一連の指示代名詞がある。しかし口語体では「这个」あるいは「这」で十分である。単語の範囲においても口語体は文語体よりはるかに単純であることがわかる。
二、由繁复而简单有一些字,在文言体里原有好几种解释,一到了语体里,解释就比较简单起来。例如一个“修”字有许多解释,其中有一个是“高长”;可是语体里只在“修理”“修饰”等意思上用到“修”字,“高长”的一部分意思是被除去了。又如“戾”字的解释,有一个是“到”和“及”的意思;语体里的“戾”字,这个解释也没有了。可见同样一个字,在解释上,语体比较文言体简单些。还有,文言体里的代名词是很繁复的,在语体里却很简单。语体里只是一个“我”字,在文言体里就有“吾”“我”“余”“予”等字;语体里只是一个“你”字,在文言体里就有“尔”“汝”“子”“若”“而”“乃”这许多;文言体里的“是”“此”“斯”“兹”一串的指示代名词,在语体里只须用一个“这个”或“这”就够了。可见在词的范围上,语体比文言体也简单得多。
三、古語から現代語まで、文語体で用いられる多くの単語は、口語体ではまず使われない。古語と現代語は根本的に異なるものだからである。例えば、文語体の「曰」は口語体では「说」となる。文語体の「矣」は口語体では「了」となる。このほか、子馬を意味する「驹」、子牛を意味する「犊」といった文語体で用いられる単語がある。これらも口語体ではまず使われない。我々の日常の言葉ではこの2つの単語はとうに使われなくなっており、「马驹」、「牛犊」と言うか、単に「小马」、「小牛」と言う。
三、由古语到今语文言体里所用的词有许多是语体里绝对不用的,这由于古今言语的根本两样。例如文言体里的“曰”,语体里改用“说”了;文言体里的“矣”,语体里改用“了”了。此外,文言体里还有一类的词,如作小马解的“驹”,作小牛解的“犊”,在语体里决不会用到,因为我们日常言语上早已不用这两个词,要么说“牛犊”“马驹”,或者爽脆地说“小马”“小牛”了。
句の構造も異なる。多くの手法があるが、最も顕著なのは構成要素の倒置である。「有这个」は文語体では「有之」である。ところが、「不曾有这个」は「未之有也」となる。「你回上海」は文語体では「子归上海」である。ところが、「你回哪里去」は「子安归」となるのである。こうした構成要素の倒置の例はよく見られる。いずれも代名詞の用法と関係がある。
句的构造的不同,当然有许多方式,最显著的是成分的颠倒。“有这个”在文言体是“有之”,“不曾有这个”却是“未之有也”;“你回上海”是“子归上海”,“你回哪里去”却是“子安归”。这种成分颠倒的例子是常见的,都和代名词的用法有关系。

七十二堂写作课(全新修订版) | 夏丏尊 叶圣陶 |本 | 通販 | Amazon
Amazonで夏丏尊 叶圣陶の七十二堂写作课(全新修订版)。アマゾンならポイント還元本が多数。夏丏尊 叶圣陶作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また七十二堂写作课(全新修订版)もアマゾン配送商品なら通常配送無料。
『七十二堂写作課』トップページへ戻る
コメント