【中国語】留学生活の様子と成果の出る過ごし方【語学留学】 | 中文系.com

【中国語】留学生活の様子と成果の出る過ごし方【語学留学】

新型コロナの影響で海外渡航が難しい情勢ですが、収束後に中国留学を検討している人も多いと思います。貴重な時間とお金をかけて留学するのですから、成果を出したいと思うのは当然ですよね。結論から言うと、語学留学では午後に何をするかで成果が全然違ってきます。授業は午前中だけですので。
走りながらPDCAで改善していく姿勢が大切なのは語学でも同じですが、事前に留学生活がどのようなものなのかイメージが湧いていればプランも描きやすいですし、使用する教材もきちんと準備しておけます(教材に限らずですが、日本の書籍のカバー範囲とクオリティはすばらしいです。中国に行ってから手に入れるのは大変なので、日本から持っていったほうが良いです)。
そこで今回は具体的な留学生活の様子と成果の出る過ごし方を書いていきます。なお、ここでは学位を取る留学ではなく、語学留学を想定としています。

私の留学略歴:就職氷河期時代末期、苦労して新卒入社した会社を3か月で辞めてしまう。もともと中国に興味はあったが、本気で中国ビジネスにコミットするなら語学は必須と思い、中国留学することに決める。
留学先は中国大連にある東北財経大学。ネイティブでもなく、帰国子女でもなく、中国語にまったく縁のない環境で生まれ育ち、また何をやっても長続きしなかったが、社会人になってから中国語を始め、中国留学(語学留学)を経て旧HSK9級(高等)に合格。その後は翻訳・通訳の仕事を専業・副業で10年以上続けている。

留学生活の1日

授業

授業は平日の午前中のみです。 1コマ50分で3コマというパターンが多く、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの授業があります。当然ですが先生は中国人です。基本的には中国語で中国語を学ぶということになりますが、クリア・標準的な発音で、レベルに合わせて話してくれるので、あまり心配する必要はないです。
ゼロからいきなり中国留学に行くのは行動力としてすばらしいと思いますが、基礎的な文法は日本でやってから行ったほうが圧倒的に効率良いです。せっかくの留学、基礎文法やピンイン・声調といった独学可能な座学に時間を使うのはもったいないですよ。

お昼

授業が終わればランチの時間です。クラスメートと食べに行く人、一人で食べに行く人、色々です。私はクラスメートに誘われれば一緒に行くし、特になければそのまま寮に戻って教科書を置き、学校の食堂や外の飲食店にでかけたりしました。だいたい1食10元(170円くらい)もしないで食べられます。
飲食店や露店のテイクアウトもなかなか良いです。今はアプリで出前もしてくれるので楽できますが、せっかくなのでお店に行って会話したほうが良いですね。常連客になればお話したりもしますし、おまけしてくれたり、カスタマイズもできるので、一石二鳥です。
個人的に一番好きだったのは蘭州ラーメンという牛骨スープの手打ちラーメンです。注文するとその場で麺を打ってくれます。衛生的とはお世辞にも言えないですが、安くて本当においしいです。ここ最近は日本にも少しずつ出店してきましたね。
ちなみに蘭州というのは中国北西部にある甘粛省の蘭州市のことで、回族が多い土地です。蘭州ラーメンはフランチャイズのような形式で中国全土にあり、どの店も回族が経営しています。回族の互助組織的な側面もあるようです。
回族はムスリムで、男性はよく白い帽子をかぶっています。漢民族とは違う民族ですので、宗教や文化・習慣も異なります。こうした少数民族の人たちと話してみるのも良い経験になります。様々な民族と出会えるのも中国のおもしろさですね。
露店では炭焼きの羊肉串(ケバブ)が最高です。炭焼きの香ばしさとクミンと香辛料が効いていて、臭みもほとんどなく、病みつきになります。屋台の周辺にちょっとした広場があれば、そこに簡易な椅子が置かれることが多く、夜になると中国人や留学生等、様々な人が屋外飲み会のような感じで集まってきます。
こちらはウイグル族の人たちがやっていることが多いですね。トルコ系で、一応中国語を話すのですが、かなり片言です。同じ中国の少数民族でも、見た目も中国語力も回族とだいぶ違っていました。

自由時間

午後と週末は自由時間です。つまり留学中はほとんどが自由時間です。ですので、自分で学習計画をたてておかないとかなり暇になります。この自由時間をどれだけ活用できるかが中国留学の成否を決めます。おすすめは下記の活動です:

<実践>

1)相互学習の中国人パートナーを見つけて勉強する
・発音にこだわって徹底的に修正してもらう
・教科書に書いていないような表現のニュアンスを学ぶ
・表現のTPO、実際に使われるかどうかを学ぶ
・中国人のリアルな日常生活を知る

2)買い物に行って値段交渉をする
・いろんな店を回る
・使い方の説明を受ける
・値段交渉をする
・すぐに決めず、高いと言って買わずに帰ってみる(そうするとさらに値下げしてくる)

3)道や観光スポットを聞いてみる
・通りすがりの人に聞いてみる
・鉄道の駅で乗り換え方法を聞いてみる
・タクシーの運転手におすすめの裏観光スポットを聞いてみる

<独学>

1)ディクテーション
一字一句もらさず書き出すことで、精読ならぬ精聴となり、リスニングを特訓できます。ただしものすごく時間と集中力を使うので、続けられる程度の間隔でやれば良いと思います。
文字起こしアプリを使えば動画サイトを実践的な教材として無限に利用することができます。私はNottaというアプリを使用していますが、かなり精度が高いです。本当に良い時代になったと思います。

2)シャドーイング
リスニングとスピーキングを一気に鍛えることができるので、シャドーイングはおすすめの勉強方法です。 おすすめは『通訳メソッドを応用した中国語短文会話800』です。私はこの本をそれこそ日課のようにしていて、100周以上やり込みました。

クラブ遊び・パーティー

毎晩のようにクラブやパーティーに遊び歩く人もいますが、夜ふかしするので、そのうち午前中の授業に出てこなくなり、結局遊んでいるだけになるパターンが多かったですね。たまに行ってみるくらいなら良いですが、本末転倒にならないように注意しましょう。

アルバイト

留学ビザで仕事はできないのですが、ちょっとしたお小遣い稼ぎみたいなものをやっている人もいるみたいです。日本人向けキャバクラとか。。。
基本的にやめておいたほうがいいと思います。なんの勉強にもならないですし、貴重な留学の時間を使って日本より安いアルバイトをやるというのは、本当に本末転倒です。日本でちゃんとお金を貯めてから留学に来ましょう。

その他

今は減ったと思いますが、企業から派遣されて語学留学している人は、午後は会社の事務所に行って報告書を書いたりすることもあるようです。

学習計画のアドバイスや質問

学習計画をアドバイスしてほしい場合や、中国留学に興味があるが、大学に直接問い合わせるのは不安があるという場合、ご連絡いただければお手伝いします(無償のボランティアですよ)。その他何でもお気軽に質問してくださいね。

 

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