中国語発音:日本語にない音を集中強化 | 中文系.com

中国語発音:日本語にない音を集中強化

発音を習得するには、日本語にない音を何度も繰り返し聞き、違いを聞き分けられるようにすることです(つまりリスニングから始まる)。

中国語には日本語にない発音があるのですが、聞いてわからない音は発音できないので、まずは耳をつくることからスタートです。例えば、yu(魚)とか、e(餓)とかですね。語学は頭脳も使いますが、音の認識や発音はスポーツに近いものですので、集中訓練が必要ですね。何度も聞きましょう。

少々マニアックですが、同じように聞こえる音にも注意が必要です。例えばuの音はちゃんと口をクチバシのように尖らせて発音することが大事です。単体で発音するだけなら日本語のウと同じようにも聞こえるのですが、この尖らせた口が緩んで戻る時の音声の変化が、ナチュラルな発音を生み出す秘訣だったりします。わかりやすいのがcun(村)です。カタカナでむりやり、かつ分かりやすくするため誇張して表記するとツゥェンのような発音です。ツンではありません。ごく小さく聞こえるこの「ゥェ」の音が重要なのですが、これはuの発音の際に口を尖らせておき、続いてnを発音する時に口が緩むことで自然に出てくるものです。

発音はこだわりはじめるときりがなくなるため、ある程度優先順位をつけて取り組む必要があります。そのためには、上記のような明らかに日本語にない音や、ナチュラルさの秘訣といった勘所がありますので、そうしたポイントに注力し、ひたすら愚直に訓練することです。ちなみにnとngの使い分けは日本語でもあります。例えばあ「ん」ない(案内)は前者、あ「ん」がい(案外)のような使い分けです。日本語で話している時は無意識にやっていることだと思います。しかし中国語ではこの使い分けは頻出ですので、いつでもすっと出せるように訓練しておく必要があります。そのために筆者は中国人の友人に頼んで、yin(音)、ying(英)の2つの音をアトランダムに発音してもらい、テープに吹き込んでもらったことがあります。それを繰り返し繰り返し、何度も聞きました。最初の頃はなんとなくでほとんど聞き分けられなかったのですが、気づけば明らかに違う音に聞こえてくるようになりました。耳ができると、発音もできるようになってくるのです。その意味でも、リスニングが重要ですね。

後日談として、実は妻(上海人)はnとngの使い分けができないのですが、訓練の賜物で、この発音については私のほうがネイティブである妻よりも上手に発音できるようになりました。ngの音は北方の人はみな使い分けますが、南方系の人たちは苦手なようです。

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