・住宅ローン返済滞納のニュースが増えている。IT業界の大規模リストラや教育産業への締め付け、不動産危機といった背景の中、さらにコロナ感染拡大に伴うロックダウンにより収入がなくなり、住宅ローンの返済ができなくなっている人が増えている。
・住宅ローンが返済できない場合、銀行から訴訟を起こされるが、競売では借入金額を返済することができず、弁護士等の関連費用も加わり、住宅を失った上に住宅ローンの残額(一千万円以上の場合が多い)を借金として抱えることとなる。
・上海のホワイトカラー平均賃金は200~300万円程度、一方で不動産価格は億超えがザラである。住宅ローンの重さは圧倒的である。
・杭州での競売案件は51,600件に上り、中国全土で最多だ。住宅ローン返済滞納危機はこれから本格化する恐れがある。社会不安は極めて深刻化するだろう。
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